霊峰大山

初めての山の一歩目は、宝珠尾根。

登ったり下ったりの雪の痩せ尾根を進み稜線に出る。

「ここはどこ?」

限りなく白く、静寂の世界。

自分がどこにいるのか、これからどこへ向かうのか、しばし思考が止まる。

真っ新な雪面に刻みつけられた我が足跡を見て、大山を歩く私に戻る

 

雪と風の芸術。

自然が織り成す風景の美しさ神秘さ。

 

宝珠・・・意のままに願いをかなえる宝。

宝は私たちの心にあり、紆余曲折しながら感じるものなのかもしれない。