甦る峠 洞峠

綾部と京丹波町、南丹市の境の尾根を歩く。

山茶花雨の中、淋しさ、懐かしさ、温かさに包まれ、ふかふかに積もった落ち葉を踏みながらの山歩き。

 

洞峠。

奈良時代、丹後若狭と山城大和を結ぶ街道として開かれたという。

峠に立てられた木の板。美山豊郷と綾部上林の方々が、秋の一日ここで交流するそうだ。

今年19回目の真新しい板が一番下に足されている。

人々の道への想い。

静かな山の中の熱い一筋に私も思いを馳せる。