ふとした折読み直す宮本常一の「山に生きる人びと」。気になっていた白峰から小池へ人々が通った道。草紅葉の赤兎山、越前禅定道も
楽しもうと出かける。廃村三谷からの尾根道は所々白山が眺められ楽しくて気が付くと峠に。
夏に歩いた小池側の道が藪の中かすかに見える。杉峠から裏赤兎山も美しいぶな林に気分がいい。
鞍部から急坂を登ると静寂な世界から一転、にぎやかな世界へ。
秋の三連休の最終日、老若男女でにぎわう赤兎山。愛される山はやはり美しい。渋滞に戸惑いながらも大勢の人たちと今日山歩きを楽しめる幸せを感じる。
小原峠から禅定道に入ると、静寂の世界に舞い戻る。人々を見つめてきた小さな石仏。
そっと手を合わせ先へと進む。
転ばぬよう、迷わぬよう、石仏が見守ってくれ
ているような気がして、ぽかぽか温かなこころで歩くことができた。
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