谷と峠を巡る旅 湯の花谷、粟柄越

我が家から見える山並みの反対側の風景を感じに出かける。

ぶなとトチとサワグルミのさわやかな森の中の澄んだ流れ。

大きな滝を巻き、小さな滝を登り、水と戯れ緑を満喫する。

 

 

源頭は美しいぶな林。

稜線への詰めも優しく、名残惜しくなる風景。

 

粟柄越。飛鳥時代に開かれたといわれる若狭と近江を結ぶ交易路。

若狭側は素晴らしい。絶妙な傾斜の体にやさしい道を下る。

少し昔明治のころまで生活道として使われてきた粟柄越。人々の歴史はぶなとトチの森に吸い込まれ、今は美しい山道として登山者を楽しませてくれる。