近づく瀬音にワクワクしながらムシムシした山道を下る。
木々のトンネルを出ると、神崎川とご対面。
今日はどんな谷歩きになるだろう?ドキドキしながら最初の一歩。
ヒヤッと頭に突き抜ける水の冷たさ。
この瞬間がたまらない。
青い淵に見とれたり、岸壁をへつったり、磨かれた白い転石を乗り越えたりちょっと泳いだり・・・。
「少年のある夏の探検物語」そんなストーリーが勝手に思い浮かび、その少年になったような気分の自分に可笑しくなる。
支流の白滝谷は、エメラルドグリーンの淵がキラキラと輝く穏やかな谷。
びわ湖越しに日々眺めている鈴鹿の山々。
夏の一日、青い山並みの懐を感じに訪れた小さな山旅は、眠っていた小さな自分との出会いだったのかもしれない。
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