再びの小野村割岳

十数年ぶりの小野村割岳は

トチとホオの花を愛でながら。

 

風雪で横に倒れながらも

空に向かい伸びるトチの木。

 

以前訪れた時は目に入っていなかった。

 

 

こんなに大きな穴の開いた杉も生きている。

 

「こうありたい自分」

「でも出来ない自分」

「そもそも自分って何?」

 

一筋縄ではいかず、

それでも大地に根を張り今を生きる

無言の木々をみていると

なんだか自分の体も空に向かって

伸びていくような気がした。